ワコンの新しい取り組み

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ワコンの新しい取り組み

ワコンの新しい取り組み

工場内のクリーン化を目指すワコンでは、製品不良や歩留まりにも影響するフィルム表面の除塵対策として、新商品をご案内させて頂きます。

 

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MDECとは

静電気を利用してゴミを除去するのが最大の特徴です。

mdec.png一般にフィルムは絶縁体です。電気が流れないので、剥離や摩擦などによって帯電状態になり、ゴミを吸着(ESA)してしまいます。MDECは静電気の力を利用し、非粘着方式でフィルム表面のゴミを除去する、今までにない新しい発想の除塵システムです。

 

 

 

sikumi.png+または-の電荷を掛けたクリーニングローラ(一次・二次)で、フィルム表面のゴミを電気的に吸着させます。その後、さらに電位を高くした搬送ローラにゴミを渡し、最後にクリーニングブレード(ゴミ回収機構)で吸引したゴミを回収します。

 

 

 

MDECのメリットは

  ① 日々の洗浄や定期交換が不要です

  ② 除塵力がいつまでも低下しません

  ③ ジャミングトラブルが発生しません

MDECは粘着ローラーのように粘着力でゴミを除去しません。よって、洗浄や定期交換といった日々の作業が無くなり、メンテナンスフリーで長時間ご使用頂けます

 

実験結果

安心してお使い頂くために、MDECの性能試験を実施しております。この結果から、粘着ローラーと比較しても優れた除塵力があることが実証されています。

① ゴミ除去試験jikkenn001.png

                     平均残存率 

                     粘着ローラー 72%

                     MDEC   33%

 

MDECは粘着ローラーと比べて除塵力が高いことが確認できた。


jikkenn004.png②連続ゴミ除去性の比較評価

 

 

MDECのローラーは連続運転でも除塵力が落ちないことが確認できた。

 

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ワコンの除塵ローラー

ワコンでは各種粘着ゴムローラーも取り揃えております

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特徴1 除塵力

除塵力を左右するのは、粘着力と接触具合です。粘着力は複数のバリエーションの中から最適なものを選定させて頂きます。また接触は、線接触(キスタッチ)がベストです。

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ワコンではローラーの加工精度を0.03mm以内(1.5M時)で管理しております。

 

特徴2 耐久性

除塵ローラーの耐久性は、ローラーの粘着力の低下によるところが大きいです。その要因として、使用劣化(洗浄によるダメージ)・自然劣化(ゴムの酸化)・材料劣化がありますが、使用劣化と自然劣化は使用材料がゴムである限り避けて通れません。しかし、材料劣化は製造方法により軽減できます。ワコンでは、材料劣化の原因である粘着付与剤を加工時に配合せず、ゴム本来の粘着力を引き出す特殊配合をおこなっております。そのため、使用していくうちに粘着付与剤が抽出しないので、粘着力が持続します。

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