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凹凸や穴のある構造になっていては、そこにゴミが溜まり、虫の棲家になる可能性があります。フルフラットで全く穴の開いていないリブレットはゴミや虫の付着を最小限に抑えます。
通常のプラスチックパレットは横から見ても視角が多く、ゴミや虫の付着を見落としがちです。衛生的に運用するためには、ゴミや虫の付着を簡単に視認できるべきです。リブレットは死角が少なく、ゴミや虫の付着を簡単に視認することが出来ます。
1100mm×1100mmでわずか5.8kg。作業者の負担を軽減します。
女性の方でも簡単に持ち運びのできるリブレットは、パレットをハンドキャリーされる作業者の方々の負担を軽減するだけでなく、パレット洗浄作業時においても、その負担を軽減いたします。
強度を保ちながら、軽量化に成功した秘密はデッキボードに使用されているハニカム構造のプラスチックパネル(適用品)にあります。
右の図は適用品と、その他の素材が同一強度になる重さと厚みを比較したものです。今回の適用品は重さで比較するとスチールの1/6、アルミの1/3となり、とても軽量です。厚みで比較すれば、1mmのスチールと同等の強度を得る場合に必要な厚みは12mmです。
リブレットには30mmの厚みの適用品を採用しているので、軽量でありながら、パレットとしての強度を保っているのです。
リブレットはデッキボード表面に凹凸や穴が全くないので、ゴミやホコリが付着しにくく、拭き取り作業も容易なパレットです。そのことを実証するため、ATP+AMP拭き取り検査試験を行い、拭き取り後の汚染物質(ATP量)を計測しました。
【試験内容】
【結果】
今回の試験に使用したリブレットは当社の倉庫で使っていたもので、初期値(拭き取り前数値)が非常に高くなっていましたが、拭き取り後の残存量は18RLUとなり、一般のプラスチックパレットの約1/30でした。また、残存率も0.15%と、ほとんど汚れが残っていないことが、検査結果から立証されました。(今回の実験では表面のみを計測しましたが、一般のプラスチックパレットについてはリブ(穴)があり、その周辺は入隅になるため、拭き取りにくく、更に残存率が高くなる(汚れが残っている)と推測されます。
凹凸が無いので、洗浄後、簡単にふき取ることができます。
パレット本体から
パレット自体の破損が、コンタミの発生原因になります。リブレットの脚桁には、一般の樹脂パレットよりも高強度なPP素材を使用していますので、地面との摩擦や、マテハン機器との接触などによる破損辺の発生リスクを最小限に抑えています。
床から
パレットが重いと、移動時に床を引きずってしまいます。それが、床の塗装をはがし、コンタミの原因になることがあります。軽量なリブレットは、持ち上げて運べるので、床を引きずることがありません。
リブレットはフリーサイズで製作することが可能ですので、輸送保管効率を最大限に引き上げることが可能になります。また、フリーサイズでありながら、金型などのイニシャルコストが不要です。
サイズ |
サイズ:600mmx300mm~2280mmx1180mm 高さ:130mm フリーサイズで作成致します。 |
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重量 | 6.5kg(1100x1100の場合) |
素材 |
ボード:ポリプロピレン 桁:耐寒ポリプロピレン |
リブレットの積載可能重量(動荷重時)は①使用されるマテハン機器、②リブレットのサイズ、③乗せる貨物の大きさによって変化します。当社では目安を以下のように設定しております。
※いずれの場合も保障値ではございません。実際には積載貨物の剛性と重心位置によって状態が変わりますので、実物サンプルでご確認ください。
溶着強度
脚桁部とデッキボードの溶着については、以下の試験を行い、強度を確認しております。(リブレットに約700kgの等分布荷重を不可した状態で実施)
脚部圧縮試験(JISZ0602)
段積み時の圧縮強度を評価する試験として、JISZ0602に基づき、以下の試験を実施し、1桁あたり1トン以上の圧縮値があることを確認しております。
【条件】圧縮速度:12mm/min、集中圧縮強度:960kg/10cmx10cm
曲げ強度試験(JISZ0602)